魂の治療:問診中に消えた右半分の頭痛

スピリチュアル

誰からか質問を受けたように思いますので、少し解説をしておきます。そもそも”魂”は、キズがついたりするものでは無く、生命体の本質とも言えるものだと思います。私がよく”魂のキズ”と表現しているのは、”魂”と”心”や”肉体”と繋がっているパイプにつまりや滞りができてエネルギーの受け渡しがうまくいっていない状態や心にキズをつけるような記憶が”魂”にある場合を指しています。ですから、正確には”魂のキズ”ではありませんが、便宜上そう呼んでいると思っていただけるとわかりやすいかと思います。

さて、本日は、初診の患者さんで問診をしているうちに症状が消えてしまった方をご紹介いたします。60歳代の女性です。

主訴:右半分の頭痛

現病歴:3年くらい前から特に誘引無く、右側頭頂部に一瞬痛みがズキズキと2−3秒間生じて、その発作が1日中起こっている。1週間くらいで自然に消退する。手が触れても痛みが起こることはないが、手で同部位を押さえると左とは違う感覚があるとのこと。

既往歴:高血圧で3年くらい前から、近医で内服中。その他、2か所手術歴あり。

家族歴:脳出血で実母死亡(80歳代) 老衰で実父死亡(80歳代) 夫の両親(母90余歳で老衰で死亡し、父親80歳代が、一人暮らし)この義理の父親を夫の弟の嫁と交代で介護している。この嫁が留守をするときには、患者さんが連続で10日間くらい、あるいは週に2日間くらいは、通いで3食作りに行き介護している。この夫の母の介護も死亡までの10年間この患者さんが関わってきたという。 夫の弟(最近、ガンで死亡)。

実の兄弟:健在。

このように家族歴を詳しく尋ねることは、以前の私はしなかったし、普通の西洋医学をやる医師ではまず尋ねないでしょう。それは、心や魂にはアプローチする気がないからです。肉体(身体)中心の西洋医学では、患者さんの心の問題は精神科に回せばいいと考えたり、身体に現れた症状は、身体に原因があると思い込んでいるからです。時には、心身症などと言って心を気にして考えることもありますがそれは例外的です。そして、心身症とか言って特別扱いするため、脳外科医として”頭痛”を捉えた時に、心の問題やまして”魂のキズ”あるいは、潜在意識に押し込められたストレスには気づくことはまずありません。

この患者さんと上記のような、詳細な家族歴をとっている途中で、私は申し上げました。

『おそらく、あなたもどうしてこんなに詳しく家族歴を聞いてくるのかと疑問に思われるかもしれませんが、あなたの潜在意識にあるストレスを突き止めるためには、あるいは、私はよく魂のキズと呼ぶのですが、体に影響を及ぼしているものをご自身が認識していないものをしっかりとご自身に認識させてあげることによって、どういう風にすればストレスの解消につながるかがわかる場合があるのです。ですから、私はこうやって時間をかけてご質問させていただいております。申し訳ありませんが、少しの間、辛抱していただけますか。』

「不思議だなと思っておりましたが、よくわかりました。」

『こうして、お話しを聞いておりますと、あなたはご主人さんのご両親の介護で相当なエネルギーを使われてこられたようですね。それに対して、ストレスはありますか?』

「はい、結婚した時から、夫には夫の両親を私が介護するようになったならばその役目を果たすのが当然のように言われておりましたので、いろいろとそれについて言い争うこともあったと記憶しておりますが、今ではあまり考えないようにしてきたように思います。」

『そうですか、それはとても大変ですね。本当に長い時間にわたって頑張っておられると思います。今現在も介護で大変な思いをされているのに、どこかでその感情を抑えているところもあるようですね。』

「はい、そうだと思います。」

『介護は大変だと思いますが、それは神様があなたに与えられた、人生の”宿題”と考えてみてはいかがでしょうか。あなたの魂の進化にとっては必要な宿題です。あなたが、輪廻転生を信じるかどうかわかりませんが、このことは、前世からの決まっていた”宿題”、カルマと言っても良いかもしれませんが、そう言ったものと考えることもできます。あなたのご両親はすでに亡くなられておられますが、ご主人のご両親を順番に介護することが宿題となっているようですね。介護に対する考え方次第で、あなたにとってそれがストレスにもなりますし、ご自身の魂の進化を起こすチャンスにもなるのだと思います。』

「なんとなく腑に落ちる気がします。。。そういえば、先生とこうしてお話ししている間は、頭痛が起こっておりません。不思議ですね。」

『そうですか。よかったですね。西洋医学的なアプローチだと、問診はさっさとすっ飛ばして、ろくに神経学的所見も取らないで、MRIなどの検査をした挙句、何も所見がなく、異常ありませんで片付けてしまいます。たとえ、鎮痛剤を処方しても、それでは、患者さんは納得しませんし何の解決にもならないですよね。

今日は、あなたのストレスが原因で生じた”魂のキズ”を調整するために、スピリチュアルな治療をさせていただけたらと思います。エネルギー治療と言われるもので、病院でこれを実施しているところはまずないと思いますが、現在、頭痛が消失しているのですが、明日以降もそれが継続できるように、体と魂のエネルギーの受け渡しを調整すると考えて下さい。』

とご説明してから、エネルギー治療を実施いたしました。

4日後に、念のために、あるいはご希望も入れてMRI検査をしましたが、その時にその後の頭痛はどうかと伺いますと、全く頭痛は消失していると言われました。もちろん、MRIには何の異常も認められませんでした。薬も処方しておりません。

こういった頭痛を”頭痛専門医”は、何と診断するのでしょうか? 私は実は”頭痛専門医”ではありませんが、”魂”の奥まで見通せなければ、本物の”頭痛専門医”ではないと私は思っております。

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