【実録】20年来の「尿意切迫感」から解放されるまで:過去世とインナーチャイルドが教えてくれた本当の理由ー医師であるからこそ許される(医師法上)医療として使う医療催眠療法ですー

尿意切迫

序章:日常を奪う「見えない恐怖」との戦い(現病歴と治療経過)

2025年10月に以下のような相談が入りました。

子供の頃から考えても、おしっこが近いかった記憶はありません。

一番最初の発作は23歳、電車に乗っていた時に、急に切迫した尿意に襲われ、パニック的な感覚を経験、内科に行ったら心療内科をすすめられ、ストレスが原因の過敏性膀胱と言われました。

当時職場でセクハラがあって若干うつ症状もあったのですが、割とすぐ良くなったものの、頻尿が一定期間なくなりませんでした。

例えば、飛行機で、また高速を走っている時にトイレに行けない時にトイレに行きたくなった経験があり「漏らしたらどうしよう」と考えて、心臓がバクバクして吐きそうになってしまうことがありました。実際に脅迫観念的な部分、尿意が怖くてそれがトラウマになっている部分があり。

それも大分良くはなったのですが、年に数回は尿意が気になっていやなときがあり、これを催眠療法で改善できないかと思っています

 

すなわち:

    • 23歳、突然の暗転: 満員電車で襲ってきた、かつてない尿意とパニック発作 。

    • 「漏らしたら終わり」という絶望: 物理的な尿量ではなく、脳が「今すぐ行かないと死ぬ」と命令するような心因性尿意切迫感の苦しみ 。

    • 数々の挫折: 一度は改善したかに見えた症状が、なぜ20年以上も私を縛り続けるのか 。

第1章:1回目のアプローチ――置き去りにされた「さこちゃん」の叫び

かなり遠方からのご来院であったため、初診と医療催眠療法を同じ日に予定しました。

(初診+第1回目の医療催眠療法:2026年2月6日)

ソマティック技法で催眠誘導しました。

発作の時は、不安、心臓のバクバク、息が上がり、吐き気がするという感覚や感情、そして、その時には、膀胱がきゅっと小さくなったきがして、膀胱は私の意思に反して、意地悪をして、どうして私を苦しめるのって思う気持ちをアフェクトブリッジとして使用しました。

膀胱の部屋に入るというソマティックな技法を使いましたが、途中、副人格的にアプローチしていくと父方の祖母、幼少時期の「さこちゃん」が出てきました。

以下、実際のやり取りです:

幼少期の「さこちゃん」が、現在の尿意切迫感の原因(副人格)であることを突き止める場面です。

セラピスト: 今、その膀胱の「ぎゅーっ」となっている感じを擬人化してみましょう。誰かが出てくるとしたら、それは誰ですか?

Sさん: ……小さな女の子。

セラピスト: その子は何と言っていますか?

Sさん: 「助けて」って。……すごく怖がってる。

セラピスト: その子は、いつの時代のあなたですか?

Sさん: 3歳くらい。「さこちゃん」です。……暗い家の中に一人でいて、おばあちゃん(Tさん)が怖くて、お父さんもお母さんもいなくて。ずっと緊張してる。

セラピスト: その「さこちゃん」の緊張が、今の尿意とつながっているんですね。

Sさん: はい。膀胱が意地悪をして私を苦しめているんじゃなくて、さこちゃんが「私を見て、ここにいるよ」って叫んでいたんだって分かります。

まとめると:

1. これまで、自分の膀胱は「意地悪な別人格」のように感じていた

    • 催眠下で向き合った自分の身体。「膀胱が自分の意思に反して意地悪をしている」という奇妙な感覚の正体を探る 。

2. 厳格な家庭と、強がっていた幼少期

    • 出生の記憶: 帝王切開で「掘り出された」感覚と、両親の不和 。

    • 仕事で不在の母と、恐怖の祖母: 預けられた先での見捨てられ感と、精神的に不安定な祖母への緊張感 。

    • 父も愛情は深いが、感情がコントロールできずうまく家族と向き合えない。
    • 「さこちゃん」は、「私はかわいそうじゃない」と感情を押し殺し、一人で遊んでいた3歳の自分 。

3. インナーチャイルドの救出

    • 大人になった私が、過去の暗い家から「さこちゃん」を連れ出し安心できる場所へ。 

    • 膀胱の症状は、実はさこちゃんが『私の意思に反して、意地悪をして、どうして私を苦しめるのっ!』と、助けを求めていたサインだったという気づき 。

    • 未来への光 : 亡き父からの肯定的なメッセージと、44歳で幸せな家庭を築いている未来(フューチャー・ペーシング) 。

この年齢退行(インナーチャイルドセラピー)のあとしばらくは、膀胱の存在を忘れるような、尿意が全く気にならなくなっていたのですが。。。

第2章:絶望の再発――なぜ、また私を襲うのか

(2026年2月末~3月初旬)

1. 突然の崩壊:セッション後、穏やかだった日常に突如として戻ってきた嵐 。

    • イチゴ狩りの帰り道: 友人の車の中で、目的地10分前に襲ってきた切迫する尿意に「耐えられない3分間」 。

    • 海岸での散歩: 逃げ場のない場所で繰り返される尿意に対する強迫観念 。

2. 「根本的に治っていない」という恐怖

    • インナーチャイルドを癒したはずなのに、なぜ? 症状が以前より強くなっている感覚への絶望 。

さらに、間近に迫っていた沖縄旅行のことも不安に思っていたのです。

第3章:2回目のアプローチ――1748年、スウェーデンに生きた「エルザ」の記憶

(2026年3月2日:前世療法セッション)

前回のセッションだけでは解決できていない何かが残っているという前提で誘導した。不思議なことに、安全地帯に誘導した時に、Sさんは「来たことがある」と言ったのがとても印象的でした。(セッションの後でその理由がわかります)

1748年のスウェーデンのストックホルム城の近くに住んでいる、エルザという16歳の少女に転生した。そして、17歳の時、正妻が不妊症の男性(25歳)と側室として結婚し、19歳で妊娠したが、出産時に男児を出産してそのまま死んでしまった。

その死んでいく時の感じが、妊娠した時から、出産時に死ぬのではないかという予感(予期不安)やとうとうやってきた、もう先に進むしかない、死ぬんだという恐怖などが入り混じった感じと、胎児が産道を通過していく下腹部の緊張感や切迫感として感じられた。その感覚は、今世のSさんが感じている尿意切迫感とほとんど同じであることに気がついた。

そしてさらに、タイバック(この過去世と今世を比べる)していただくと、この過去世を開いたのは、23歳の時に電車に乗っていて、本当に膀胱が張るくらい尿が溜まっており、強い尿意を感じたあの時だとすぐに気がついた。

あとは、通常のエネルギー交換とエルザにエネルギーを返すという方法になった。プレゼントの棒のついた丸い飴をエルザから受け取り上胸部に埋めた。

メンタルリハーサルを実施して、安全地帯に戻り解催眠とした。

実際のやり取りです:再発を経て、より深い根本原因である過去世「エルザ」のトラウマに触れる、最も衝撃的な場面です。

セラピスト: 今、何が起きていますか?(エルザの人生の最期の場面)

Sさん(エルザ): お腹が……すごく痛い。子供が産まれそう。でも、怖い。始まったら止められない。もう終わってしまう……。

セラピスト: その時の感覚を詳しく教えてください。

Sさん(エルザ): 下から何かが突き上げてくる感じ。……あ、これ、あの時の(23歳のパニック発作の)尿意と同じです。全く同じ。

セラピスト: 「始まったら止められない」「死ぬかもしれない」という恐怖ですね。

Sさん(エルザ): はい。……(苦しそうな呼吸)……でも、もう力が入らない。意識が遠のいていく。……私はここで死ぬんだ。子供を産んで、そのまま死んでいく。

セラピスト: そのエルザの無念と、肉体的な切迫感が、今のあなたの膀胱の症状としてリンクしていたのですね。

Sさん: そうです……。だから、あんなに怖かったんだ。尿意じゃなくて、死ぬことへの恐怖だったんだ。

まとめると:

    1. 時空を超えた退行:

    • 導かれた先は、18世紀のスウェーデン・ストックホルム 。

    • エルザとしての運命: 裕福な家庭に生まれるも、政略結婚で城主の「第二夫人(側室)」となる 。

    • 「逃げられない」プレッシャー: 子供を産むことだけを期待される孤独と不安 。

2. 出産と死、そして尿意のシンクロ

    • 19歳での出産。その最中に感じた「始まったら止められない」「もう終わってしまう」という壮絶な切迫感と恐怖 。

    • 出産直後に命を落としたエルザのトラウマが、23歳の私の「あの日の感覚」と100%一致した衝撃 。

    • 「死のエネルギー」の継承: 今世の尿意切迫感は、過去世のエルザが死の間際に感じた「死へのカウントダウン」だった 。

3. エネルギーの返還と癒し

    • エルザから預かっていた不要なエネルギーを返し、代わりに安心の象徴(金の飴)を胸に受け取るワーク 。

    • 「私はもう、エルザの死を追体験しなくていい」という深い解放感 。

こうして2回目の前世療法が終了したのです。

第4章:真の再生――沖縄の空の下で体験

    • そして沖縄旅行(3/5-3/8): あれほど恐れていた「移動」や「トイレのない場所」が怖くありませんでした。

    • 「新しい人生」の始まり : 旅行中、一度も切迫尿意に襲われることなく、尿意のことさえ忘れて過ごせたことは驚でした。

    • 「身体の器を広げる: 膀胱に余裕があるというイメージトレーニングの継続はしようと思います 」と言われました。

終章:今、同じ苦しみの中にいるあなたへ

    • 身体の症状は、魂からの「未解決のメッセージ」かもしれませんね。

    • 20年かかったけれど、原因を知ることで心と体は23歳以前の健康な状態に戻れるのです。

    • 自分を信じ、潜在意識の扉を叩く勇気を持つこともできます。

この2回目の催眠療法のあと、Sさんは不思議そうにこう言われたのです。

実は私、21歳の時にスウェーデンに2週間ほど行って、あの旧ストックホルム市街あたりを自由に歩き回っていて。それから何回か行く機会があって、去年の夏も行って、まさにあのお城(ストックホルム城)の隣のホテルに泊まってました。縁が深かった理由がわかりました。

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