今日は、ちょっと話題を変えてみます。
この前「銀杏の毒」についてFacebookの方に書いたのですがこちらにも、書いておきます。 銀杏は、毒にもなることはご存知でしょうか?
ギンナンを食べ過ぎると1~12時間後に、腹痛・嘔吐・下痢・頻脈・消化不良などの食中毒様症状が出るほか、ひどい場合にはふらつき・痙攣・呼吸困難、意識消失・ショックなどを引き起こします。
最悪の場合、死に至ることもあるのです!
中毒は、5歳以下の小児に多く、70%以上は10歳以下といわれてます。
これは、ギンナンに含まれるチルビリドキシ(MPN)という物質が、ビタミンB6の欠乏を引き起こしその結果、ギンナン中毒が現れると考えられています。
中毒量の目安は、小児= 7粒以上、成人=40粒以上とされていますが、個人差もありますし、5歳以下にはまず食べささないほうが無難でしょうね。皆様もご注意を!!
なぜ、この話を思い出したかといいますと今、あちこちにエンジェルトランペットという植物が咲いています。ブルグマンシアが正式名。
これです。
私は、黄色しか見たことなかったのですがこの前、道路端にピンクと白を見つけました。
本当に、あちこちの家の前とかにも植えてあって、恐ろしいことです。
ええ、なぜって、これは、木立朝鮮朝顔属(キダチチョウセンアサガオ属)に属する花でチョウセンアサガオ属と同様に毒があります。毒成分は ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミンなどのアルカロイド類で全草(花、茎、葉、根、実の全て)に毒がある植物です。
その葉からでている汁に触った手をなめたり、目をこすったりするだけでも危険です!! 華岡青洲が麻酔薬として、チョウセンアサガオなどを使用したことで有名ですね。
おおよそ植物には有毒なものがかなりあることは知っておいたほうがいいです。 その昔、夾竹桃(キョウチクトウ)の枝を串にしてバーベキューをした子供が全員死亡した事故がありました。
エンジェルトランペットもその形がトランペットですが食べたらそれこそエンジェルになりかねませんよ。
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