今回の記事は、『医学博士 白石俊隆メルマガ 第142号』の内容と同じものですが
とても重要なことであると私は思っておりますので、公式ブログの方にも掲載いたしました。
今、医師数名に私の実施している結医療催眠療法®︎を教えています。
私が学んできた一般的な催眠療法は基本的に医師を対象としてないために
精神疾患や抗精神病薬を飲んでいるあるいは病名のついているクライアント(患者)には
催眠を行うべきではないと教えています。
そうなると私のところを受診してくる患者さんはほとんど全てが催眠療法ができないことになってしまうのです。
私のところに来られる方々はそもそも医師が匙を投げたり患者さんの方から医師に対して匙を投げた
方達ですから私がなんとかしなければもういくところがないかもしれないのです。
ですから、通常の催眠療法の考え方ではなく精神疾患であろうが精神科の薬を飲んでいようが
医師がどんな病名をつけていようが私はもう気にすることはありません。
そもそも病名は人間が作り出した単なるラベルにすぎません。
八百屋さんでこれは「玉ねぎ」これは「かぼちゃ」というのと同じで野菜たちには本来何の名前もないはず。
人間が共通の認識のためにつけた単なるラベルなのです。
自然の中ではラベルをつけてカテゴライズする必要など何もないのです。
実際には、同じラベルでも形も味も大きさも違いますし。
結局、医師の都合で保険医療で検査をしたり薬を処方する目的で病名をつけているにすぎません。
つけなければ稼げないからです。
そして、病気のことをほぼ何も知らないいわゆる催眠士(ヒプノセラピスト)と言われる人は
病気を知らないままに催眠療法を実施しているのです。
病気は扱ってはいけないと言われていますがやってくる中には病人が多く含まれます。
「人生の目的が知りたい」
「人間関係がうまく行かない」
「お金の問題でいつも躓く」
などといった悩みを扱い人生を前向きに生きるために素晴らしい方法だということで実施できる方ばかりではありません。
しかしクライアントとしてやってくれば断るのはビジネスとして勿体無いそう考えるのも仕方がありません。
しかし、病気によっては見逃すと死に至ったり西洋医療的にはすぐに解決できるような疾患も含まれてきます。
さらには、医師としてみれば明らかに病気だとわかることでもそうだと気づかないことが起こっているかもしれないのです。
このことはとても重大なことです。
しかし一方では病気の原因は通常、西洋医療ではいくら頑張ってもわからないのです。
医師たちを教育するために私が過去に実施した医療催眠療法の症例ビデオを見直している時
当時57歳の女性で、食べたいと思っても食べると胃痛が起こるために食事がほとんど取れなくなり
体重も34kg(身長158cm)となった症例を見つけました。
彼女は、当時インナーチャイルドについての講義をしている心理カウンセラーの方でしたがインナーチャイルドの講義をし始めた頃から
胃痛がひどくなり病院にかかって色々と検査をしましたが全く異常がありませんでした。
そこで、はるばる他県から私のところを受診されたのでした。
これ以上体重が減ると命が危ない状態でした。
ご自身の分析では胃のあたりの皮膚と背中に茶色いあざがありこのことが前世と関係がある一種のカルマにつながっており、今の腹痛と関連があるのではないかと思うようになったそうです。
しかし私が、胃の痛みにフォーカスして誘導すると3歳の小さな自分が出て来たのです。
母は、特殊な筋肉の病気で病弱で子供の世話がきちんとできません。
弟はそんな母にもうまく甘えて抱っこしてもらっていますが自分は姉で病弱な母に甘えることを我慢していました。
ずっと、母に抱っこしたり甘えて抱きしめて欲しいと思っていたのです。
何十年もずっと傷ついたインナーチャイルドがいました。
そんな時、自分が生徒たちにインナーチャイルドの講義をし生徒からの相談や質問を受けるにつれて
自分の中のインナーチャイルドが我慢ならなくなって来たのだと思われました。
催眠の中でもとても傷ついたインナーチャイルドは素直に母親に自分の気持ちを伝えられませんでしたが最後に私の誘導で母親の子宮の中に戻った時母の優しさを感じ取ることができました。
母は小さな自分が我慢していたことをわかってくれましたし優しく抱っこしてくれました。
とても癒された状態で催眠から覚めた彼女はその日以降、胃痛から解放され食事も食べられるようになっていかれました。
この症例は2017年の症例ですが、今もこんな簡単な症例だけではなくもっと複雑な症状を持たれ
精神科でたくさんの薬を飲まされどうしようもなくなった患者さんが地元からも他県からも来院されます。
私は医学部においてきちんと医療催眠療法として講義の中で医学生に教えた方がずっと今の西洋医療のみを教えるよりも価値があると感じてます。
私の力では今はなんともし難いですが少なくとも少しずつでもお一人ずつでも医師に対して
私は教えていかなければならないと強く思ってます。
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