救急当直に思うこと

エネルギー治療

今日は、病院当直です。救急患者さんが来られます。

個人情報ですので、書けませんね。でも、最近、救急当直していて思うことがあります。

ほんとうに軽症が多い!

ちょっと、擦り傷ができた

ちょっと、頭を打ってコブができた

ちょっと、足ひねって痛い

なんでもかんでもやってきます。

もちろん、心配になって来られる気持ちはよくわかるのですが、私がペーペーの医者になりたての救急病院勤務の時は、もっと激しいのがたくさん来ました。

テレビの「家庭の医学」っぽい番組で、病気のことをたくさん放送して一般人を恐怖に陥れるから? 社会一般に、怪我や病気に対する免疫が無くなった?

私が、小学生のころトタン板で親父が日曜大工していた時のこと。私は誤って、そのトタン板

に右手をついて転倒してしまいました。グサッとトタン板が掌に食い込みました。。。

痛っ!  クソッ!

次の瞬、血がポタ、ポタ

ぱっくり肉が開いた。。。

親父に見せると、「押さえとけ。」で、終わった。

もちろん、創部の簡単な処置は家でしてもらいましたが、病院には行くことはなかった。

特に親の愛情が希薄ではありませんでしたし私もそれで平気でした。

今でも私の右手にはその創があります。

手の創

「エネルギー」が使える様になったら、ちょっとしたことなら家族で処理できるようです。

子供の急な発熱、喉の痛み。打撲の痛み、腫れ。腹痛。

N氏も書いておられますが、昔おばあちゃんが身体をさすりながら

「痛いの 痛いの 飛んで行け!」

と言ってくれたその愛情は「エネルギー治療」「ハンドヒーリング」だったのかもしれません。

ほんとうに急性期の病がこのエネルギー治療ですべて解決できるとは、思ってませんが少なくとも、今の救急患者のうちの何割かは、家族の「愛」があれば、見守ってもいいものであろうと思いますね。

すべてを医師、病院に頼ってしまうのは、確実に間違っています。

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