無気力状態の49歳女性を変えた催眠療法

エネルギー治療

ある日、こんなメイルがクリニックのアドレスに届きました。

(以下引用です)

白石先生、初めまして。

〇〇県在住のYと申します。

2019年頃から白石先生のブログやメルマガをいつも興味深く拝読させていただいております。

白石先生にお伺いしたいのですが、実は4年ほど前から急にいろんなこと(特に仕事)に興味がなくなってしまい、無気力状態になってしまいました。

日常生活はごまかしながら何とか送れているので、これといって治療が必要な状態なのかわからないのですが、いつも心にぽっかりと穴が開いてるような状態です。

何人かのスピリチュアルヒーラーやエネルギー療法の先生の方に見てもらったりもしたのですが、私自身が何を求めているか、どうなりたいのかもよくわからないので、結局解決することもなくズルズルと時ばかりが過ぎて焦る気持ちばかりが日に日に大きくなっていきます。

こんな曖昧とした症状でも催眠療法をお願いすることは可能でしょうか?

現在、身体の病気治療で病院に通院したりはしてませんが、(34歳頃から)約10年間くらい心療内科に通院したことがあります。

かなりひどい湿疹に20年ほど悩まされたりしましたが今は改善しています。

時間があると何もする気が起きず、いつも無気力でボーっとしてますが、何か仕事など予定が入るとこなすことはできます。

常に頭の中に霧がかかっているような感じです。

前世をヒーラーさんにみてもらったことはあるのですが、正式な前世療法ではないです。

1971年◯月◯日生(49歳)女性です。

仕事はフリーランスで自宅でグラフィックデザインの仕事をさせていただいております。

未婚で離婚歴が1回あります。

一人暮らしでペットに猫が1匹います。 

お忙しいところ恐縮ですがお時間のある時にお返事をいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。

 

このメイルをいただいたその日に、LINEに繋がっていただきました。

クリニックのホームページにも繋がり方を掲載しております。

https://clinic.icerbo.com/line

なぜかと申しますと、LINEで繋がっていますと、文字でも音声でも動画でも繋がれますし、問診票やその他のデータのやり取りがとても便利だからです。

そしてもう1つは、ちょっと特殊な使い方があるのです。

それは、このブログ記事の最後にいたしましょう。

LINEに繋がっていただいたあと、時間を調整して電話で2時間ほど色々と問診をさせていただきました。そして、初診でのエネルギー治療+催眠療法を予約いたしました。

この日から、約3週間後に県外から遥々、来院していただきました。

初診では、2時間ほど問診を実施いたします。LINEでも確かに2時間ほどお話を伺ってはいるのですが、49歳の方の人生を初診の2時間程度で聞き尽くすことはできません。そのためにLINEでも前もってお話はするのですが、それでも初診の2時間の間で問診をして生体エネルギー治療を実施するには、時間が足りないのです。

初対面の患者さんが医師とはいえ、完全に心を開いて全てのことを話せるものではありません。しかしながら、私も最大の努力は払います。

ご本人のメイルでの内容以外では、以下の様な事柄を聴取いたしました。

35歳で結婚し38歳で離婚され、現在は未婚で独居。

・夫は、種々の理由から子供はいらないと言っていましたが、Yさんは、子供が欲しかったのだということ。

4年前にお父様が80歳で亡くなられていること。

34歳の時に心療内科に通院され、最初、うつ病と言われ、その後、適応障害、その後は、自律神経失調症と言われたそうです。薬は、処方されたが飲んでいないとのこと。

・前世をヒーラーに見てもらったといのは、正確にはリーディングの様で、アトランティスやレムリア、イルカなどが出てきたらしい。

上記の中で、リーディングについて少し述べておきますと、催眠療法でご本人が見ることができる前世は、本当の実体験として体感できますが、他人に見てもらった前世は、所詮他人事に過ぎず、自分が体験した本物の前世とは思えないということです。

この点は、私が実践している「医療」としての催眠療法では、本当に大切になります。

以上のことを踏まえた上で、午前中に「生体エネルギー療法」午後から、「医療催眠療法」を実施いたしました。

ここでは、催眠療法について詳細に記載してみます。

 

催眠療法

<目的>

やる気が出ない、心にポッカリ穴が開いている様、何をしても心から楽しいと思えない、したいと思うことがない、自分から能動的にやれない(受け身)、人が言っていることが嘘なのか本当なのかわからない、生きづらい、いつも誰かの顔色を伺っていて、自分の信念が無い、のはどうしてなのか知りたい。

幼稚園の頃からそうなのかもしれない。何かに依存したいと思っている。

<安全地帯の設定>

しろいクローバーの花が一面に咲いています。

そして、強い風が左から右へと吹いています。

6歳のYさんが後ろ向きに立っていますが

風が強いので、大地をしっかり踏んでいないと

飛ばされてしまいそうです。

ちょっと悔しい表情をしています。

<過去へ遡る>

過去へ遡る時の階段を降りて行きました。

すると前世に飛んだのです。

2000年以上前の40歳の男性に転生した。

石畳の上に裸足で立っている。

周りには建物がなく、

何かが終わった気がする。

そして「残念な気持ち」で仁王立ちしている。

 

しばらくその場面を見ていると

土埃の中に人がたくさんいるのが見える。

槍を持っている人がいる。

盾も見える。鎧を着ている。

それを、私は見ていて、

悲しそうな顔をしている。

自分で思っていることと違うことが起こっているので、

高い塔の様な建物の中に入って、

その一番上で指示を出している。

今、重大なことを決めなければならないのに

相談する人がいない。

私の周りには何人かの人がいるのに

信頼できる人がいない。

その中の一人に今世の私の母がいた様に感じる。

 

  <時を進める>

戦っている人々に向かって

私が何かを必死で叫んでいる。

仲間に向かって「行け!」と叫んでいる。

しかし、人も足りないし、形勢は悪い。

<時を進める>

私は、部下に対してすごい剣幕で怒っている。

一人が塔の上から裏切って逃げた。

攻めてきた敵に捕らえられて

地下の牢に入れられた。

気が狂った様に叫んでいる。

骨と皮になって痩せ衰えていく。

やがて、私は

眼と口を開けたままで死んでいく。

40歳代で死亡した。

<この人の人生を振り返って>

恵まれた生まれだったが

能力がなかった。

自分で学んではいたが

人をみくだし、傲っていたために

人から教えを乞うことができなかった。

人のいうことを聞かない。

優しい感情や愛がなかった。

そして、人が信用できなかった。

<来世への希望>

人の役に立ちたい

誰かを助けられる人になりたい

自分も人も癒すこと

人と手を繋いだ時の暖かさを感じたい

信頼を得たい

子供とたくさん笑って遊びたい

自分の周りにたくさんの人にいて欲しい

<タイバック:今世の自分と過去世の比較>

共通点:

自信がないこと

相談する人がいない

本心を言えない

自分のダメなところを他人に見せたくない、知られたくない

何か特別な力を欲しがっている

人に見せびらかすためだったり、

人に愛されたいとかのための力を得ようとしているから身につかない。

虚栄心

自分を愛せない

<中間性(あの世)へ向かう>

上へ上昇して行き、光の中を通っている。

 

<前世の魂との対話>

質問(Q1):あなたは、どんな両親の元に生まれたのですか?

       場所は? 名前は?

答え(A1):ギリシャで生まれ、名前はアレキサンドリア。

       優しい母と、立派な父の元に一人息子として生まれた。

Q2:どんな家に生まれ、どんな人になりたかったのですか?

A2:2代目の領主に生まれ、父の後を継いだ。

Q3:幾つで後を継いだのですか?

A2:25

Q4:結婚はしたのですか?

A4:結婚はしなかった。思ったよりも父が早く死に早く後を継いだ。

Q5:今日、あなたは、なぜ私の前に現れたのですか?

A5:もっと周りの人と交流したり、大勢の人の中の一人なんだということを

   感じて欲しかったから。

 

前世における母親のイメージ
前世における父親のイメージ

<エネルギー交換>

今世のYさんにとって、もういらないと思うエネルギーがありましたら、それを好きなだけ前世の魂さんに渡してください。前世の魂さんがあちらの世界に戻られた時に、光に溶かしてけしていただけます。

そして、欲しいと思うエネルギーがありましたら、Yさんが欲しいだけ受け取ってください。

Yさんは、左手から、「どす黒いグレー」の不要なエネルギーを流し出しました。

そして、Yさんの右手からは「黄色がかったピンク」の必要なエネルギーを好きなだけ受け取りました。

エネルギー交換が終わった時、Yさんは体が暖かく感じました。

<アンカリング>

この受け取ったエネルギーを強化し、アンカリング(Yさんの体の中の決められた部位にそのエネルギーを止め、いつでも呼び出せる様にすること)を行いました。

<安全地帯に帰る>

ここで、一度、最初の安全地帯に戻します。

クローバーは、同じ様に咲いてますが、

風が収まりました。

そして、11-12歳の私がこっちを向いて笑ってます。

温かい気持ちです。

<会いたいと言っていた猫のシーちゃんに会う>

いつも私の身代わりになってくれていた気がすると言って

しーちゃんに会いました。

そして、好きなだけ色々な話をしていただきました。

<近未来に行く>

もう少し時間があったので、近未来に行きたいと言われたので

Yさんがイメージできるとても素晴らしい近未来に行きました。

56歳(今から7年後)の楽しそうな私が居ます。

ショートヘアーで、エプロンをしています。

どこかの施設、そう、子供食堂の様なところで

ボランティアをしています。

小学生くらいの子供たちが10人くらいいます。

私が、テーブルにカレーライスを並べています。

=職場にも行ってみたい=

今とは違う一軒家の自宅を職場として使っています。

2階建てで、その2階でデザインの仕事を

パソコンを使ってしています。

しかし、今とは少し違う仕事の内容の様です。

今飼っている猫の「ムーちゃん」がきました。

1階は、いろんな来客が来ても大丈夫な様な部屋があります。

<最後にもう一度、安全地帯に帰ります>

黄色の花が新たに増えました。

タンポポです。

蝶が飛んでいます。

風が止みました。

すごく気持ちがいいです。

<今日のセッションのまとめをしてから解催眠>

 

 

考察

とてもスムーズに催眠が進んでいった様に感じました。

一見、ご自身が今、今世で感じている問題と関連がない様な前世に飛んで行きましたが、魂は、決して寸分違わずその時空に連れて行ってくれます。

私の考察は、もはや不要であると思います。

 

ここに、Yさんのコメントを掲載いたします。


「やる気が出ない。心にぽっかりと穴が空いている」

これが長年続く私の症状でした。

こんな症状を訴えて真剣に向き合ってくれるお医者さんって日本に何人いるでしょうか?

心療内科でも何時間も待ったあげく5分ほどの診察で安定剤か何かを処方されておしまいです。

カウンセリング等でも長くて12時間くらいでしょうか。

スピリチュアルクリニックといっても白石先生は脳神経外科のれっきとしたお医者様ですので、やはり私のような症状では敷居が高いように思い最初はコンタクトを取ることをためらいました。

でも、この苦しい現状を変えたい!

その一心でブログのお問い合わせフォームから自分の症状を書いて送ると白石先生ご本人からすぐにお返事をいただきました。

そして、LINEで簡単にやり取りをした後、お電話をくださり私自身に関する問診とクリニックでおこなう治療の説明を2時間くらい時間をかけて丁寧に話しをしていただきましたので安心して治療に臨むことができました。

私は催眠療法を受診しましたが、当日(202173)の診察はわたし1人のみ。

11:0020:00まで丸一日かけてわたしの「やる気が出ない。心にぽっかりと穴が空いている」原因を探し治療してくれたことになります。

催眠状態で私自身が見た私の過去世は全く思いもよらないものでした。

そして惨めで悲惨でした。ですがなぜだかこれは紛れもなく今の自分を苦しめている過去の自分だと確信できたのです。

今まで、自分の人生がうまくいかないのは「運が悪いから」「努力が足りないから」「陰徳や修業がまだまだたりない」そんな理由を並べてはやれ占いだ、スピリチュアルだと答えを探しそして現実逃避をしていました。

ですが、自分の魂に触れ傲慢で人を見下していた過去の自分を見ることによって、現代の自分の心の奥底にあった「人に尊敬され、認められたい」「自分は特別な人間なんだと思いたい」という本心にたどり着くことができ、そしてなんと愚かだったのかとその自分を認め手放すと、まるで憑き物が落ちたみたいに楽になりました。

あと「亡くなった人やペットに会う」「近未来の自分をみる」という体験もさせていただきました。

長年相棒で私を癒してくれ193月に亡くなった猫と話し、そして未来の私は楽しそうに仕事やボランティアをしてる姿を見ることができました。

「催眠でみた未来は必ずその通りになりますよ」と白石先生はおっしゃってくださいました。

そして白石先生が神との契約でされている生体エネルギー療法も受けさせていただきましたが、こちらも身体がポカポカとあたたかく気持ちよくなり細胞の一つ一つが動きだす感覚があり身体がとても軽くなりました。

長時間とても真心こもった貴重な治療をしてくださった白石先生に本当に感謝いたします。

病気はその人の「気が病んでいる」状態だそうで、その「気」を正常にし多くの人が「元気」になるために薬も使わず、患者さんと魂からじっくりと向き合い治療するため日々奮闘されているお医者様がいるという「希望」を一人でも多くの病気で苦しんでいる人や悩んでいる人に知ってもらいたいと心から願っています。

 

 

ああそうでした。

LINEのもう1つの特殊な使い道です。。。

私は、現在、約200人の患者さんとLINEでつながっております。

そして、毎日LINEを眺めていますと

「あれ?」

「この人何か私に用事がある様だなあ。」

と気になることがよくあります。

そんな時には、私はすぐにその方にLINEでお尋ねすることにしてます。

「何かありましたか?」

すると決まって、こんな返事がきます。

『先生、なんでわかるんですか?』

『今まさに、先生にLINEでご相談しようとしていたところなのですよ。』

LINEは、とても便利なのです。。。

では、また。

 

 

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