不思議な右顔面〜頚部痛

エネルギー治療

今日は特にびっくりするほど素直に消失した痛みのお話を致します。

すべて真実ですが、外来の患者さんの個人情報をすべて消した上で、”エネルギー治療”の部分である私の”愛の手療法”自体に関しては事実をお話いたします。

症例:70歳代、男性

主訴:右顔面〜頚部痛

現病歴:外来を初診されるほぼ9日前のある朝、テレビを見ていると急に右の側頭部に焼けるような痛みが起こりました。その後、その痛みは右頚部の方に移っていきましたが、右の耳後部から頚部にかけては痛みと痺れたような変な感覚もありました。痛みが取れないため、いつも高血圧や高尿酸血症などでかかっている近医を受診したところ、痛い部位に注射をしたそうです。しかし、痛みは取れず、痛み止めとしてセレコックス錠を2錠、分2朝、夕で内服しておられました。しかし痛みは取れません。
既往歴:リウマチ性多発筋痛症(Polymyalgia rheumatica :PMR)と言われたことがあるそうで、昨年まで少量のステロイドを使用していました。しかし、この診断が正しかったかどうかは確認ができません。

家族歴:かなり重大な疾患を持たれたお子さんがおられるのですが、詳しくは書けないです。
子供さんはお二人おられます。
ご長男は、ある疾患で車椅子の生活をされていますし、ご長女はこれまた大変な疾患のために右大腿部末端から切断手術を受けておられ、さらに30歳代の時に乳がんも発症されたとのことですが、現在はご健在でご結婚もされているとのことでした。

現症:身体的な異常は、局所の痛みと痺れ感以外には何もありません。神経学的異常も認めません。右の頚部の特定の部位を押さえると強い痛みを訴えられます。

ご本人が検査を希望されたので、頚部を中心にCT検査をいたしました。もちろん、異常は認めませんでした。
そこで、私は”エネルギー治療”を選択することにいたしました。
もちろん、治療は隣の”頭痛治療室”へと場を移します。
患者さんには、気功術の話から入って、欧米と比べて日本は代替医療に対する考え方が20年以上遅れている話、身体・心・魂の関係についての話などをしてから、治療を開始しました。

そして、お子様たちが揃いも揃ってお二人とも大変な病気を患われて、さぞストレスを感じられてませんかとおたづねすると、ご自身はネガティブに考えることはしないことにしたと言われました。そして、ご長男が入院している時に、長男さんが、お父さん(患者さん)を見つめて、自分(ご長男)のためにいろいろと苦労をして、自分の好きなこともできないで時間を使っていることを気遣っているように思ったので、敢えて、海外旅行にでも行ってくるかなあと言って、出不精の奥さんも置いて、海外に出かけたこともあるのだとおっしゃられました。

しかしながら、こう尋ねてみました。

『でも、あなた達ご夫婦が先に死んでしまったら、自立できていないご長男さんが、どうなるのだろうと気にしてないですか?』

すると、こうおっしゃられました。

「そうですね、なるべく考えないようにはしてますが、時に夜などに考えることがあります。」

こういったお話をしながら、私は患者さんの全身の ”感性” をこの両手で探って捉えていきます。そして、最もネガティブな気がたまっている部位から順番にエネルギーを通していくのです。

最初スキャンした時、かなり強い感性を、頭部(視床下部)、心臓、そして局所(右頭部〜頚部)に捉えました。両手が痛く感じたほどです。
この時、彼が大きなストレスを魂に受けているのを感じ取ったのです。
したがって、それに沿った質問を投げかけていきました。

すべてのネガティブな気が取れて、パワーがきちんと”通った” 時に私は、両手を下ろして、『はい、終わりましたよ。』 と、申し上げました。そして、

『いかがですか、首を回したり押さえたりしてみてください。』

患者さんは、首を動かしてみた瞬間

「先生! 痛くない。。。何が起こったのですか?!

首がきちんと動かせます。さっきまで、ここまでしか動かなかったのに。。。

しかも、押さえても全く痛くないです。。。どうしてですか?」

『はい、これがエネルギー治療の素晴らしさですね。薬や注射のように体の中に不自然な物質を注入することもありませんから、副作用も全くありません。そして、その効果はすぐにわかります。特に、あなたの場合には、考え方がポジティブで、実に素直なのだろうと思います。したがって、エネルギー・パワーがスーっとあなたの体から入って魂に到達したのです。』

「ありがとうございます。大変助かりました。これまで、いろいろと治療しても良くならなかったのが、こんなに簡単に治るなんて! ありがたいです。」

『このまま治ってしまう場合と、3日くらいすると痛みが戻ってくる場合がありますので、少し経過を見てまた、痛みが出るようでしたらおいでくださいね。』

「はい、わかりました。」

 

そして、私の治療が終了したのでした。

この患者さんは、お子様の病気のことで本当に尋常ではない辛い経験をされているのにもかかわらずほんとうにあっけらかんとしておられる印象でした。しかし、潜在意識の中にこだわりや傷があったり、身体・心と魂のバイプ(チャクラと言ってもいいかもしれません)につまりや滞りが起こってきていたのかもしれません。しかし、その捉え方がポジティブでシンプルな分、痛みからの改善が素早かったのではないでしょうか。

おそらく、この患者さんはもう来ないだろと私は直感しました。

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