不登校を催眠療法で克服できた17歳の高校2年生

めまい

(アイキャッチ画像は、以下のサイトからの引用です:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rustning,_Gustav_Vasa_-_Livrustkammaren_-_32921.tif )

私のクリニックには、これまでに様々な身体症状のために学校に行けなくなった不登校の学生さんが何人か治療にこられております。

頭痛、腹痛、吐き気、めまい等々、その症状は多岐にわたります。
ご本人も、この身体症状さえなければ学校に行けるし行きたいのにと訴えることが多いのです。
そして、病院で色々と精密検査をしてもどこも悪くないと言われ、内科の医者からは精神科や心 療内科を勧められることが多いのですが、心の問題ではないかと心療内科などを受診しても処方するだけのことが多く、結局治らないと言うことで私のクリニックを訪ねてこられることが ほとんどになります。

今回の学生さんは、高校2年生です。

症例:17歳、女性

現病歴: 2020年7月に期末テストの結果が悪かったことがきっかけになったかもしれないとお母さんは、 言われました。
2020年の9月から、学校に行けなくなりました。 朝になると、体が重くなり、憂鬱になって、行けません。 学校に頑張って行けても、めまいが起こったり、耳が痛くなるなどで、保健室に行ったり、帰宅 したりするようになりました。

治療経過: 初診は、2020/9/29。
初診の時には十分に問診して、エネルギー治療1セッション実施しまし た。
そして、色々と治療計画を立てる中で、催眠療法を希望されたので、予約いたしましたが、催眠療 法までに1ヶ月ほどあったので、途中、10/11に、もう1回、エネルギー治療を希望され再診さ れました。
その再診の時に、初診治療からの経過をお尋ねしましたら、次のようなコメントでした。

初診のエネルギー治療の日から、 目眩は全くなくなった。
耳の痛みは、前は毎日あったのが2-3日に1回でしかもその日も1日に 起こる回数が減った。
頭痛は、今週月曜日から4日間は、試験があったので全て行けた。
今回は、耳痛に関して来院。
朝は、両肩を何かが押さえつける気がして起き上がりにくい。
小学校の頃に、ポニーテールを引っ張られる感覚があったり、最近では、夜一人になったとき、 一瞬「うー」っと言うような声が聞こえることがたまにあるとご本人が言われました。
1セッション実施したら、足が暖かくなっておられます。

催眠療法:2020/10/25 学校に行きたいのに、朝ベッドの中で胸の上に何かが載っているように重くなり、頭痛が起こっ たり、耳が痛くなったりして学校に行けなくなるのはなぜ? 自分が思っていることが素直に言 えないのはなぜ? という目的で、退行催眠を実施した。

時を遡る階段を降りて行きます。
そして一番下まで降りた時、彼女は言いました。

「手も足も動かせない。」

何があったの?

「悲しいので訳がわからない。」

「狭い。目の前に細い廊下があって、レンガか石でできている廊下と壁です。」

「一番手前に自分が居ます。」

自分の足を見て下さい。
どんな足ですか?

「大きな男の人の足です。顔が浮かんできました。髭がたくさん生えている男の人で、日本人では ありません。」

目はどんな感じですか?

「青い綺麗な目をしてます。」

髪はどんな感じ?

「少しクルクルっとした感じの短い髪です。」

眉毛とか鼻はどう?

「鼻は高いです。」

口はどう?

「口は普通で、口の周りには髭が生えていて、顎の方もあります。」

「感情として、”自分は違う” みたいな感情があって、それがめっちゃ悲しいです。」

彼女は、涙を流し始めます。

誰かに騙されたのか、誰かに罪を着せれたように感じるんですね。

体が重いのは何故だかわかる?

「首から下は鉄の思い甲冑を着せられています。それが重い。」

手足は縛られているのですか?

「縛られてはいないけれど何かで押さえつけられているように感じます。   右は、壁が見えますが、左には3-4個の鉄格子の入った牢屋のようなものが見えます。」

あなたは、その牢屋の中にいるのですか?

「私は、その外側の廊下の一番手前にいて、動けません。」

周りは他に何か気が付きますか?

「廊下の向こうの端が出口のような気がする。そして、誰も助けにはこない気がします。でも、何 故ここにいるのか、囚われているのかがわかりません。」

では、今からあなたが何故、そこに囚われることになったのかその訳がわかる時まで少し時を 戻ってみましょう。

私が数を、1から3まで数えるとその場面になりますよ。。。1、2、3。。。はい!

「両足が動くようになりました。甲冑を着て歩いています。森の中に家があります。」

誰の家ですか?

「私の家族、妻と小さな男の子が中にいるような気がします。」

家の中には入れそうですか?

「窓の横に入り口があります。そこから入れます。」

では、入ってみますか?

「はい。入れました。中に家具はありますか? 薪ストーブがあります。長方形のテーブルがあり ます。」

奥さんと男の子の年齢はわかりますか?

「男の人(私)と同じくらいで、30-40歳くらいです。男の子は6-7歳です。奥さんは、ピ ンクのドレスのような物を着ています。男の子の方は青い服のイメージだけでよく見えません。」

あなたの名前を奥さんは何と呼んでいますか?

「わかりません。」

年代はどのくらいかわかりますか? 西暦で言うとどのくらいか。。。

あるいは、何年くらい前の感じがしますか?

「何百年も前の感じがします。」

「男の人が、甲冑の頭の部分を小脇に抱えて馬に乗って家に帰って来る場面が見えてます。」

わかりました。 それでは、今から、さらにこの時代の転生で、あなたにとって大事な場面へと移っていきましょ う。 1、2、3。。。はい!

今、何が起こっていますか?

「甲冑をきた上司のような男の人と私は言い争っています。  私も甲冑を着ていて、門のようなところに立っているのが見えました。  そして、上司ではない別の2人の男性がやってきて、私を捕まえて、最初の場面で見た場所に連れて行こうとしています。   
私は、”それは、違う、違う” と言って抵抗しています。」

それは、何かが起こってしまったことに対して上司と言い争っていて、その結果囚われの身になっ たならば、そのもう1つ前の場面まで返って、何が起こったのかをみたいと思いますか?

「はい。」

では、あなたが囚われることになる原因となった大切な場面へと戻っていきましょう。 1、2、3。。。はい!

さて、何が起こっていますか?

そこで、彼女は、戦いの場面をしばらく体験しています。。。

(その場面を体験しているので、少しの時間待ちました)

やがて、彼女は静に口を開きました。

「私は、城を守る役目をしているが、ある時、戦いが起こり、門を締めなければならない場面に なりました。 門を閉めると、城の外に住んでいる家族のいる村が襲撃されてしまうので、上司の命令に背き抵 抗してると、捕らえられて地下室に閉じ込められました。 その間に門が閉められ、森の中の自分の家が壊され、家族(妻と小さい息子)が、壊れた家の下 敷きになって死んでいる(殺された)のが見えました。」

今見た、場面以外で、見ておきたい場面がありますか?

ありません。」

それでは、この一連の言い争いの末に、二人の男に捕らえられ、あの地下室に連れて行かれた場 面に戻っていきますね。 1、2、3。。。はい!

今、どうなってますか?

「頭が痛いです。」

そして、どうなっていくのでしょうか?

「頭が痛い。。。左の耳のあたりが痛い!」

両手両足はどうなってますか?

「地下室に囚われた状態は、椅子に座らされ、両手首、両足首に鉄の輪が取り付けられて動けな いように固定されています。」

体は、どうなってますか?

あなたの今世の体に起こっていることを理解するために勇気を出して、よく見て下さい。

あなたは守られていますから大丈夫ですよ。

「長い鉄の棒が、左側の頭に刺さっています。。。頭が痛い、左の耳が痛い。。。   首も鉄の輪で固定されています。 
体は重い甲冑を着て動きが取れません。」

そして、やがてそのまま、死んでいったのです。 。。。。。。

(こんな感じの男性:私が催眠療法中に描いた絵)

 

<この前世を振り返ってどう感じますか?>

無念だった。

家族に対してもっと自分の気持ち、「愛してるよ。」って言ってあげればよかった。

 

<では、この前世を踏まえた上で、来世生きるとすればどういきたいですか?>

もっと言いたいことを我慢せずに、しっかりと相手に伝えたい。

 

<タイバック:この過去生を体験してみて、今あなたが直面していること、学校に登校できなくなっていることと比べて何を感じましたか?>

 似てるなと思いました。

相手に伝えたいことをきちんと伝えられなかったり自分と似ている。

朝、学校に行こうとした時に、全身が重くて動けない感じや、頭や耳が痛くなった感じは全く同じだったと感じました。

 

<亡くなった魂は中間世へと移動>

<前世の魂と今世の彼女のエネルギー交換>

今世に引きずって持ってきたネガティブなエネルギーを前世に返し、必要だと思うポジテブなエ ネルギーを好きなだけ受け取るようにエネルギー交換を行った。

 

<守護霊さんに来ていただきアドバイスとプレゼントをいただく>

そして、そのプレゼント(白い光の球)を自分の右掌の中に埋め込んだ。

そのプレゼントをアンカリングして、メンタルリハーサルを実施した。

(詳細は割愛いたします)

<解催眠>

催眠から覚めていただきました。

 

 

その後の経過:

朝起きた時には、これまでと違って、体は軽くなり、頭痛も耳の痛みも消失しました。
そして、その後の経過は、順調で、学校にも登校できるようになっています。

 

催眠療法から2日経って、彼女からこんなLINEがきました。

「質問なんですけど、催眠した時からずっとジョーンズっていう名前が頭に残ってて、あんまり気 にしてなかったんですけど、集中したい時とかにすごいその人の名前出てきて、、、誰なんですか ね??前世の人ですか??」

『彼じゃない(^^) あなたの前世の男性ね。』

「たぶんそうですよね😌

『はい(^^)』

 

本人からのメッセージをいただきました:

 原因のわからない、目眩や頭痛、体の重さや耳の痛みに悩まされ(2020年の)夏休み明けから学校を休んだり早退したりしていました。

体はもちろん精神的にも本当に辛かった時、白石先 生にお世話になった親戚と母の友人からの勧めで白石先生のところに行くことになりました。

最初はこれで本当に治るのかと半信半疑でした。

催眠療法を受けることが決まってからも、実際に親戚の子が体験した話を聞いてからも、何回もやっぱり辞めようかなと思った時がありました。
でも薬を飲んでも治らない病気を治すためには何でもやってみないとと思い受けることを決意しました。

当日、すごく怖くて緊張していました。
しかし、白石先生の丁寧な説明と優しく声をかけてくだ
さったことで安心して催眠療法に臨むことができました。

終わった時、不思議でたまらなかったです。

全てが繋がった瞬間、鳥肌が立ちました。
本当にこんなことがあるんだと。

あの時に感じた気持ち、見えたもの、聞こえたもの、夢の中にいるようでしたがすぐに忘れてしまう夢とは違って、今でもハッキリと脳裏に焼き付いています。

先生の所に行く前は、目覚まし時計を設定していても 親に起こされても体の重さで全く起き上がることができませんでした。

催眠療法を受けてからは、気持ちの問題で何度か学校を休んでしまいましたが、 体の重さやしんどさは全くなくなり、普通に自力で起きて学校に行くことができ るようになりました。

白石先生にはとても感謝しています。

これからまた普通の毎日に戻れることが嬉しく、幸せに思います。 本当にありがとうございました!!

 

考察:

私は、不登校に対する治療専門家ではありません。
しかし、クリニックを開業してから何人もの不登校の子供さんを診察・治療させていただきました。どなたもお断りしたりはしませんでしたし、これからもそうするつもりです。

私は、産業医もしておりますので、似たような感じの大人の症例も経験しております。適応障害とか言って、心療内科などを受診されている方が含まれるのだと理解しております。

結局、西洋医療では病名は付けますが、その病名と戦い続けているような気がします。患者さんと本気で向き合ってはいないように感じるのです。

患者さんとそのご家族は、薬だけでは治らないことを知っていると感じますし、私もそう感じております。
そして、「ストレス」がどこかにあるに違いないと病歴をいくらほじくり回してみてもしっくりこないことも多いと感じています。
一般的な医師は、「ストレスが原因でしょうね。」って簡単に言い放つだけで、本当にそれがストレスであるのかどうか深く考えているのでしょうか?
勿論、私は病歴は1時間以上かけてきちんと聞き出しますし、家族関係も相当にしつこく聞きますが、それでも、聞き出したことが本当の「ストレス」と言える物であるかは自信が持てません。

催眠療法は、その人の潜在意識にアプローチして、その人本人の過去の体験を追体験してもらいます。
過去とは、「幼児期」「胎児期」「中間世(あの世)」「前世」の4つにカテゴライズされます。
一般的には、過去とは、「生まれてから現在まで」ですが、潜在意識の中には上記の4つがきっちりと仕舞われているのです。

「中間世」も「前世」も信じる必要はありません。
医療催眠では、誰でもその世界に旅をすることが可能だからです。
そして、催眠は1つの医学的な治療手段=ツール にすぎないのだといえます。

この少女は、まさにそれを体験しました。
そして、治療はうまくいきました。

西洋医療的なアプローチ、治療方法、薬物療法で、果たして、この少女は笑顔を取り戻すことができたでしょうか?
私は少なくとも現状ではそれは不可能だと感じております。

私とて、全てを解決できるなどとは思っておりませんが、真剣に、ある意味命をかけて、その患者さんと向き合っております。

同じような症状の患者さんが、あるいは西洋医療では治療困難な患者さんが、お一人でも多く私のクリニックを受診されることを祈っております。

 

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