交通事故、特に追突事故による鞭打ち損傷なんてごくありふれていますがこれ、なかなか厄介です。
40歳前の女性。
主訴:頭痛及び頸部痛
現病歴:ある日、普通車を運転している時信号機待ちで停車中に後方からの追突事故にあいました。
数時間経ってから後頭部が重く締め付けられまた、頸部痛もひどくなり夜眠れなくなりました。頸部痛については整形外科を受診し、頚椎のX線撮影を受け頭痛については、脳神経外科を受診してMRIを撮影しておりますがいずれについても画像診断上は異常なし。
結局、頚椎の捻挫による頸部痛とそれに関連する頭痛ということで整形外科では頸部は肩に対して低周波などの物療と鎮痛剤などの薬を処方され通院していましたが症状が軽快しません。
私の外来を初診した時には、事故からすでに3週間ほど経過しておりました。このケースもすでに十分な検査もされています。ご本人が “頚椎のCT” 検査を強く希望されましたのでこの初診の日に一応、納得していただくために検査はいたしました。頚椎の自然な前方凸のカーブが失われいわゆる”ストレートネック”でしたが、それによる痛みだけとは考えられないと私は直感いたしました。
そこで、私は次々と質問を続けました。この場合、質問する前には必ず、なぜしつこく質問するのかをいつも説明いたします。
このことは、これまでの私のブログに書いてきたことです。
この辺りから、エネルギー治療をすると私の心に決めております。
そこで、
『あなたはこれまで西洋医学的な診断と治療を受けてこられましたがなんら症状が改善されていません。だから、今日も薬を出して、様子を見ましょうねといったところで貴方は、納得しないでしょう。ですから、今日は私にしかできない治療をしたいと思いますがよろしいですか?その治療方法は日本の脳神経外科医では私しかしていないと思います。
人間の体には”氣” というものがあって、それが滞っていると痛みが生じたり病気が起こったりします。それを取ることによって痛みも消すことができます。
よろしいですか?
それでは、横に向いて座り直してください。』
そして、首に巻いていたソフトカラーを取っていただきました。
さて、エネルギーを通しながら私の質問は続きます。
彼女の答えを整理すると
既婚者であり夫婦仲は問題なさそう。
しかし、数年経っているが子供がいない。
夫の収入が安定しないため共働きしており現在、結婚してからは2回職場を変わっていました。現在の職場は、パート扱いで働きだしてからほぼ2年経っております。
まず、どうして子供を作らないのかお尋ねしました。
「私が、子供が好きではないので作らないのです。」
と言われました。そのことは、夫も結婚する時から納得しているとのことでした。ちょっと、気になりましたが聞き流したふりをしました。
『仕事関係ではストレスがありませんか?』
「人間関係が非常にストレスです。」
と言われました。
よくあるパターンです。
『どんな感じですか。特定の人を、今イメージして言われたのですね。』
「はい。その人は、私のことが最初から気に入らないようで、私のことを無視したような感じで話をしますし私もその人と話すのは嫌でたまりません。」
そういった話をしながら彼女の体全体を3本線でスキャンしながら感性を拾います。
頭、首、両肩そして心臓
右の肝臓あたりにも強い感性がありました。
それら1つ1つを丁寧にエネルギーを通しながら質問を続けていきました。
1回目のエネルギーを通し終わった時
『痛みはどうでしょうか?』
と聞くと、首を少し動かしながら
「頭痛は4/10くらいに軽快しましたが頸部痛はあまり変化がありません。」
そこで、2回目のエネルギー治療を継続しながら問題点の解決方法を探ります。
『その相性の悪い方があなたのことを嫌っていると思っているのは、あなたであって相手の人はどう思っているのかは本当のところは不明ですね。
そして、あなたは仕事に行こうとする時にいつも仕事に行くとまた嫌な思いをすると思いながら仕事に行き仕事中もその人と接するたびにネガティブな感情で接しています。あんな人、いなければいいのにとかこれはあの人が悪いからこんな風になっているのだとかすべては、相手のせいにしていませんか?』
「はい、その通りです。」
『確かに、その人の性格が悪かったり明らかにその人に問題があるかもしれません。しかし、すべては、自分に原因があると考えた方が物事は解決しやすいのです。これまでの相手に対する態度とは少し違うパターンで接してみる努力をしてみてはどうでしょうか?
これまでは言わなかった
ごめんなさいとか
ありがとうございますとか
すみませんとか
これまで言っていたとしても心からではなくこんちきしょうと思いながら言っていたのを魂からそう思うようにして言ってみたり、行動したりしてみませんか。嫌だなと思っても演技でもいいから笑みを作ってみるとか毎日そうすることで相手も必ず変わってくるはずです。』
『あなたのネガティブな思考や憎しみを相手にぶつけることは自分の”魂”にキズをつけてしま
います。
これは”宇宙の作用・反作用の法則”です。
壁を殴れば自分の手に殴った力が帰ってきます。
相手にしたことは必ず自分にも帰ってきます。嫌だと思っている相手の人があなたにしたあなたが嫌なことも結局はその人にも帰っていくのです。あなたは、その人が嫌がることはしないようにしましょう。そうしないとあなたの”魂” にどんどんキズが付きますよ。』
『そして、首の痛みはその魂のキズが大きくなるに従ってひどくなるかもしれないし魂は、首の痛みを作り出しあなたの潜在意識は首が痛むから仕事もできないんだとあなたの体に思い込ませるようになる。
そうすると痛みは取れなくなります。
首の痛みは存在する方があなたの潜在意識に取っては都合がいいんです。
あなたは、潜在意識に従って首の痛みは治らない方が都合が良くなってしまいます。これは間違っていると魂に言い聞かせる必要があります。
先ほど行った言動や行動に加えて”瞑想”をしてください。
寝る前の5分でも10分でもいいですから毎日してください。』
(ここで具体的な方法を説明しているのですがこれについてはまた、メルマガなどで詳しくご説明いたしますのでよろしければ、下のフォームから是非、メルマガに登録しておいてくださいね。)
こんな話をしながらエネルギー治療を進めていきました。
2回目のエネルギーを通し終わった時
『頭痛と首の痛みはどうでしょうか?』
彼女は「はい、頭痛はほとんど消失しました。頸部痛は動かすとまだ同じように痛みます。」
そこで、私は
『頭痛は、かなり良くなりましたね。それは素晴らしいです。頸部痛については、後から少しずつエネルギーが効いてくることもありますので経過を見ましょう!』
と説明いたしました。
そして、彼女はまた1週間後にエネルギー治療を希望されたので予約を取って初診の診察を終了いたしました。
やはり1時間を超えてしまいました。
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