とある日の午前中の外来に80歳すぎの女性が新患さんとしてやって来られました。
彼女の主訴は左耳後部痛です。
しかも、首を左へ回したときだけに左の耳の後ろに痛みが起こります。
じっと動かない時には痛くないようです。
既往歴には、高血圧と糖尿病があり、うちの病院の内科にかかっておくすりもそこそこの種類を内服されております。また、数年前に事故で腕を骨折して手術されております。
話の具合からしてこのおばあちゃんには魂のキズはなさそうでしたのでご心配を払拭するために、さっさと頭部CT検査を済ませてしまうことにしました。
もちろん、神経学的所見には異常を認めません。
そして、当然のように頭部CTも異常を認めません。
さて、エネルギー治療の技術を持っていなかった当時の私だったらどのように対応したでしょうか。
神経学的異常もない、CT所見も正常ということは”機能的異常”であるので原因はよく分からないがおそらく、消炎鎮痛剤や湿布を処方して終わりにしたでしょう。
でも、こいういった患者さんこそエネルギーを使うとたちどころに痛みは消えることを私はすでに経験からよく知っています。
そこで、検査では異常のないことを説明してから
『○○さん、こういう痛みは薬を飲むよりも体に優しい方法がありますので今からやってみたいと思います。痛い原因として体に”氣”のたまりができているために起こることがあります。
それを取ってあげると確実に痛みが取れると思います。
では、すみませんがこの椅子に座ったまま横を向いた頂けますか。』
そして、私はいつものようにまずは、感性をしっかりと両手で探ってから強い感性の場所から順番にエネルギーを通していくのでした。
通しながら、念のために魂にキズを持っていないか確認していきます。
それには、誰と住んでるのかをまず確認していきます。
そして、同居している人との関係を少しずつ聴いていくのです。
その話しぶりなどから気になる部分を追求していくことで”キズ”が浮き彫りになります。
このおばあちゃんには、何も”キズ”はないようでした。
あっさりとエネルギーは通りました。
『痛みはどうですか?』
おばあちゃんは、しきりに、首をぐるぐると回しています。
”おっ、結構回せるようになったやん。”
「はい! かなり痛みが取れました。不思議ですね。こんな治療は、初めて見ました。
ええっ、なんかすごいですね。」
『少し残っているのですね。』
「はい。」
『では、もう少しやりますね。』
と言って、また感性を取りに行きました。
そして、局所も含めてもう一度、全体を調整。。。
『はい。今度はいかがですか?』
また、首をぐるぐると回してましたが、やがて。。。
「あら?!・・・今度は、痛みが消えました。本当に、不思議ですね。」
『それは、良かったですね。では、薬は出しませんからね。』
「はい、珍しい治療をありがとうございました。本当に良かった、良かった。」
と言って、帰って行かれました。
こういう痛みがなぜ起こってくるのか医師としては、本当に興味深いです。
後ろで見ていた看護師さん、看護助手さんも
「鳥肌が立ちますね!」
などと言います。
それほど、劇的に治るのですね。
『将来、きっと今は見えていない体から出ている”氣”とかオーラや波動が画像として見えたり測定できる時代が来るんだよ。見えないものや自分が知らないことを否定したり、馬鹿にしたりすることは愚かなことだしそういう人は進歩がない。人生も同じなんだよ。』
痛みのメカニズムは本当に謎です。
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