ムカデ咬傷に対するエネルギー治療の効果

今日はムカデ咬傷によって腫れて痛みのある患者さんに対するエネルギー治療の効果をご覧いただきたいと思います。

症例：55歳、女性

現病歴：昨年の夏ころから左膝関節痛が起こる様になり、色々な治療をしたが改善せず、最近はその痛みがあまりにひどいとのことで、１週間前に口コミで私のクリニックを初診されました。その時には、２セッションのエネルギー治療で左膝関節の痛みがほぼ消失して非常に喜ばれて帰られました。

その後の経過をみさせていただきたかったので、１週間後にもう一度来ていただきました。
すると、膝の痛みは前回の１回の治療で消失したままだとのことでしたが、実にタイミングが絶妙といいますか、受診日の夜中2時ころに、なんと右大腿部を大きなムカデさんに噛まれたとのことでした。応急処置として、43度のお湯で10分くらい温め続けたとのことでした。
皆さんはご存知でしょうか。ムカデ毒は、４３度以上の高温でそのタンパク質が分解されて無毒化されるのです。救急患者さんとしてこられることもよくあるのですが、噛まれてすぐに４３度のお湯で温めてから救急に来られる方はまずおられませんが、この私の患者さんは実に偉かったです。
それでも、朝になってみると、かなり腫れは引いたのですが、やはりまだ痛みが強かったようで、膝の痛みの治療の代わりにこのムカデ咬傷による痛みをとることになりました。

それにしても、再診の日にムカデに咬まれるなんて、私にこんなのも治せますか？って言われているようでちょっと興味深かったのです。

エネルギー治療は、１セッション、10分ほどで終わりました。

終わって、私が『痛みはどうですか？』　と尋ねると

「はい、あっ、痛みが全く無くなりました！」　と言われました。

『やっぱり不思議ですね。でも、強力なエネルギー治療で治ってよかったですね。膝の痛みも治ったし、ムカデに咬まれてもエネルギー治療があれば大丈夫なんだということを確かめに来た様な災難でしたね。』

まあ、いずれにしましても、痛みが全て治って、喜んでいただけましたのでよかったです。

＜治療前＞

＜治療後（その日、自宅に帰って撮影）＞少しピンボケで、すみません。