70歳代、男性の患者さんで、右耳を慢性中耳炎のためにある大学病院の耳鼻科で手術(鼓膜形成術)を受けられた方がおられます。彼は、その術後から右耳に”ブーン”という音が常にするようになり大変困っておられました。ある時、私のエネルギー治療のことを口コミで知り、すでに何回か、私の ”結エネルギー治療” を受けておられます。
しかしながら、痛みに対する速効性の効果とは違って、耳鳴のような主訴では改善がすぐには起こりません。ある日、いつものように治療をしていた時に、ふと彼の左手首に包帯が巻かれているのに気がつきました。
『その左手はどうされたのですか?』
すると彼は、
「はい、もう3ヶ月も前から手を動かすと痛みます。ゲートボールで手首を痛めたのだと思います。あちこちの整体や鍼治療に行きましたが全く良くなりませんで、困っております。湿布をするくらいしかありません。」
『◯◯さん! もっと早く言ってくれたらこの”エネルギー療法”で治してあげたのに。』
「えっ! そうですか。では、是非お願いいたします。」
そこで、耳鳴の治療を終えてから、今一度、体全体と左手首の部分にエネルギーを注入していきました。そして、1度目を終了して様子を尋ねるとまだ痛みがあるとのことでしたので、もう1度、体全体の気を調節したのち、局所を中心にエネルギーを注入いたしました。
『どうでしょうか? まだ、左手に痛みはあります?』
すると、左手をいろいろな方向に動かしたり、グルくると回したりしていましたが
「先生!! 痛みが取れましたわ! 完全に痛くなくなった! こりゃ、たまげた。すごいパワーですね。こりゃ、本物やなあ。」
と感動されました。
『◯◯さん、これまでも耳鳴治療でも同じように治療していたのですよ。きちんと効くんだと思って治療を受けてたんですかぁ!』
「いえいえ、とんでもありません。きちんと効くとは思ってましたが。。。ああ、左手が楽になりましたわ。こりゃ、助かりました!!」
『3日くらいで効果がなくなることもありますので、今度、来院する時まで、よく経過を見ててくださいよ。』
とにかく、大喜びで帰って行かれました。
次回、来院する時が楽しみです。効果が持続していれば良いのですが。やはり、痛みに対するこのエネルギー治療は、実に速効性があります。だから、患者さんに痛みがこの治療で本当に取れるのだということを体験し実感していただくことが感動につながり、素直な気持ちで治療を受け入れることができるようになるのですね。そうすると、治療効果がますます上がり、症状の根本的な原因にアプローチできるように(エネルギーが原因に到達するように)なるのだと考えられます。
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