脳外科の外来の主訴のうち最も多いのは「頭痛」です。
で、頭痛といっても医学的に分類するとものすごい数になるんです。
その中でも「片頭痛」は、機能性頭痛の中で重要な位置を占めます。
それは、きちんと有効な西洋薬が開発されたからです。近年になってからですが。
「片頭痛」って言うと素人さんは「片方の頭が痛むんでしょ」ってなるかもしれませんがそう
ではありません。典型的な<前駆症状=いわゆる前兆>を伴うものでは、ギザギザした稲光の
ようなもの、光の点 などと表現されたり、視野の一部がボーっとぼやけたようになったり、
視野の一部が黒く見えなくなったりといった前兆を有します。これを”閃輝暗点”と呼びます。
それが数分から数十分間続いた後で、徐々に<ズキズキする>頭痛が起こりだします。
それは次第に強度を増して痛みがピークに達した頃に、嘔気、嘔吐を生じるようになします。
しかし、この頭痛は72時間(3日間)以内で、消失するのが特徴です。
頭痛が起こっている時には、<光過敏>や<音過敏>、<匂い過敏>があり、部屋を暗くし
て、静かにしているのを好みます。そして、両親が<頭痛持ち>であることが多いですね。
女性では、<月経>との関連が強い場合もあります。それでも、「片頭痛」をいうものを知ら
ない人はたくさんおられて、市販薬の●デス、イ●などを飲むようになり、それが習慣化してき
た人は、薬が切れてくると頭痛が起こる、薬剤誘発性の頭痛へと変化していきます。
こうなってくると治療がかなり難渋します。で、「片頭痛」にまさかエネルギー治療は、効か
ないだろうと思ったりしていました。
ところが、私がエネルギー治療をしている患者さんが、昔々、あるところの私の脳外科外
来に、片頭痛のひどい方を連れてきました。その人もなんとエネルギー治療を希望された
のでまあやってみるか ということでやりました。。。
するとですね、治療直後から頭も体全体も軽くなりすっきりされたと言われました。
そればかりか、それまでたくさん飲んでいた片頭痛の薬を一切飲まなくても頭痛が起きなくな
ったのです。
恐るべし、エネルギー治療。
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