それは、とある日の私の外来でのことです。
60歳代後半の一人の女性が初診で来院されました。
主訴:頭痛
現病歴:◯年△月X日 入浴しようと風呂場でお湯を体にかけた瞬間に、頭全体が締め付けられるような強い頭痛が起こりその翌日に心配で脳外科の専門医の診察を希望して私の外来を初診したのです。
数年前にも、頸部痛があり他の病院の脳外科を受診して脳血管撮影まで受けておられますが異常を認めなかったとのことです。その後、その病院の脳外科でMRIをフォローされていたようですが今回の頭痛は、それとは性質が異なるとのことでした。
既往歴:幾つかの手術がありますが、この頭痛に関連するものはありませんでした。ただし、別のクリニックで安定剤を内服しているとのこと。さて、ここまでは通常の医師でも問診します。
家族歴:25歳で結婚。夫に暴力を振るわれて頸部を強く打撲してから頸が痛くなった。
その夫とは、30歳代に離婚。子供さんが1人おられるがそのお孫さんは、生まれてすぐに死亡。40歳代で再婚。相手の男性にも子供さんがおられる。私は、こういったことを詳しく聞きながらこの頭痛はどうして起こったのかを探るようにしています。
一つ一つの事柄にこだわり追求して、
なぜ、そうなったのか
なぜ、そうしたのか
それをどう思っているのか
それを本当はどうしたかったのか
それはしたくなかったのか
後悔しているのか
私は、本当にしつこく尋ねます。
そしてどうして、そんな質問をするのかをこう言って説明するのです。
『一般的な脳外科を受診すると5分くらいで主訴、現病歴、既往歴などを尋ねます。
家族歴は聞かないこともあるかもしれません。そして、頭痛の原因を調べるためにMRIやCT検査をするのが一般的ですね。しかし、通常それらの検査で異常を認めることは少なくそうなると異常ありません。よかったですね、ということで頭痛薬を処方して、では、様子をみてください、で、診察が終わるのですね。それでは、患者さんは全く納得しませんし、全然”よかったですね”ではないですよね。
頭痛の原因は本当にたくさんあります。
そして、実際 “国際頭痛分類” がきちんとあるくらいです。
何10にも分類されています。それでもなおその奥にある本当の原因は私は、”魂のキズ” であろと思っているのです。それを聞き出そうとするために私は、あなたのために1時間あまり時間をかけています。煩わしいと思われるかもしれません。あまりにしつこいと思われるかもしれませんが、どうぞ、そこは私があなたのことを心から心配し患者さんとして ”愛している”大切に思っているのだと理解してくださいね。』
そして、私は ”魂のキズ” がどこから発生しているのかを
真剣に探します。しばらくお話を聞かせていただいているとその女性曰く
「結局、再婚した男性とも住んでいる家が別で食事の時だけは、私の家に来て食事が終わると帰っていきます。」
と言われました。
さらに、
「生まれてすぐに息子の子供が亡くなってからは、息子とも疎遠になり関係がおかしくなったままです。」
ある程度情報を得てから、
『結局、あなたの頭痛を治そうと思うと西洋医学的なアプローチでは治すことはできません。
本日は、私という脳外科医に出会ったことは神様が導いた必然の出会いであり今から私の行う治療を受けるべくここに来たと考えましょう!』
そう言いながら
『ということで、今から魔法をかけます。というと怪しげですが、今からあなたの体の気を整えることによって頭痛や肩の重さなどいろいろな体の不調を整えます。』
などと説明して
エネルギー治療へと誘導いたします。この部分は、患者さんによってアレンジするようにしてます。
1時間も一緒にいていろいろな話を真剣に聞いてますのでかなり踏み込んだ内容まで聴けているはずです。それでも、1回のセッションではまだ、心を開いていない部分も残っている可能性は大きいと思っています。
この女性は通常通り体を3本線でスキャンしていくと、頭、両肩などに軽く心臓に強く感性を有しています。1回めにエネルギーを通し終わった時、頭痛は5/10となりました。
2回めにエネルギーを通し終わった時、頭痛は0/10となり胸のつかえが完全に消えたと言われたのでした。最後に、これからの人生を本当にハッピーに生きたいのであれば旦那さんや息子さんとの会話の中で次の4つの言葉(言霊)は1つでもいいから言うようにしましょうとお伝えいたしました。
ごめんなさい
許してね
ありがとう
愛してる
1つの言葉でもその力は大きいものです。
1つの言葉
1つの行動
1つあなたが変われば
必ず相手も変化します。
毎日、それを継続すれが大きな変化がいつかは起こります。その変化がまた次の変化を起こし最終的には人生が変わっていくのです。しっかり意志を持ってしっかりと行動してください。
『また、私の外来に来られますか?』
と尋ねると彼女は「はい」と言われて診察室を出て行かれる時に
「先生、愛してます!」
と言われて最初に診察室に入ってきた時とは別人のように晴れやかな表情で出て行かれました。もちろん、私も
『私も、愛していますよ!』
と言ったのは言うまでもありません。
そして、この患者さんの初診の診察が終了したのでした。
1時間以上診察していることは、私の初診外来ではいつものことです。
そのためには、いつも来られている再診の患者さんには
テキパキとした私の診察にご協力願っております。
いつもご協力していただきありがとうございます。
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