インタビュー(第2回):医師である私が薬を使わない治療をする理由

インタビュー

ある出版会社さんからインタビューを受けました。そして、記事を書いていただきましたので、その紹介をさせていただきたいと思います。第1回〜第3回までのシリーズです。第3回まで私のブログで紹介させていただいてから、最終回で、その記事全てが掲載されているURLをご紹介いたします。このブログに記事を掲載することにつきましては、その出版会社さんから許可を得ております。

薬を使わず、初めての方からは2時間話を聴く

――病と氣の関係とは?

 

 このウェブサイトをご覧の皆さんならご存知かと思いますが、氣とは人間の魂(霊体)のエネルギーです。ちなみに「気」は中が「〆」という文字なので、エネルギーが外に広がりません。ですからエネルギーを表すときは、その元となる「米」が含まれた「氣」という文字を使うほうが良いと思います。

 

 氣はどこへでも一瞬で飛んでいきます。もとは生命力や聖なるものとして捉えられた息の概念が含まれ、それと水蒸気などの自然の大気の概念とひとつのものであると見なされて「氣」という概念が成立します。病気とは氣が病んで弱っていることを指します。

 

 人間は肉体と心と魂(霊魂)で成り立っています。肉体は細胞という物質の集まりであり、心は細胞のなかに存在する意思。魂とは見えないエーテル体で、肉体が生存・活動する際にバランスを保ったり、宇宙エネルギーとの交信チャンネルになったりしています。

 

 肉体が壊れたときに治すのは西洋医療、心や魂が原因の不調はスピリチュアル医療の分野ですが、そう簡単に分けることはできません。心や魂が肉体に影響して故障を引き起こすこともあるからです。

 

 人間が成り立っていること、健康でいられることは、奇跡的なバランスといえます。そのなかで肉体と心と魂をひとつにまとめているのが氣ともいえるかもしれません。そういった霊的エネルギーの力で、私たちは自分でいられるのです。

 

 氣が弱ることは肉体と心と魂のバランスが崩れること。その原因はさまざまですが、悪いところを治すだけでなく氣を整えること。それが健康の根本となります。

――現在の日本における一般的な医療の問題点とは?

 

 現在の保険診療では、薬を処方したり、採血やX線などのさまざまな検査を行ったりして利益の多くを得ています。逆に、手術に関しては、特殊な技術や重い責任に対する対価が少なすぎます。外来で患者さんを診察したり、患者さんに説明したりする時間に対しては、ほとんど料金が支払われません。

 

 となれば、できるだけ患者さんに接する時間を少なくして検査に回し、薬をたくさん処方したほうが儲かるということになってしまいます。もちろん、多くの医師たちは儲けよりも患者さんのためを考えて、真摯に医療にあたっています。けれど、そういうシステムになっているということは大問題です。

 

 私のクリニックでは薬を一切使いません。医師であるから、薬の害や恐ろしさをよく知っているのです。薬を使わなくても、私の患者さんたちは治っています。しかも根本から。いえ、薬を使わないからこそ真の健康を取り戻すといえるかもしれません。

 

――薬を使わない治療を行う理由はなんですか?

 

 薬を飲むと体調が変化しますね。良い変化をもたらすために飲むわけですが、それだけ体調を変えるというのは体にとっての異物だということです。使い方次第で毒にもなります。

 

 副作用があることがわかっていながら、それ以上のメリットを期待して薬を飲むこともあります。また、一般に副作用は少ないといわれている薬でも、飲む量や飲み方によっては危険な副作用を引き起こすことがあります。異物である以上、体に入れることのリスクは必ずあります。

 

 そして、西洋医学のもとで処方される薬の効果の多くは対処療法です。目に見えている悪い症状が治まるようにするのが目的です。根本的に健康になるためのものではありません。一度飲み始めるとやめにくいといわれる薬もあります。やめればまた悪くなるからです。

 

 より悪いところを治すために、悪さをするかもしれないものを取り入れる。それが薬を使うということです。私は自分の患者さんに、悪いかもしれないものを与えたくありません。

 

 必要に応じて西洋医学的な治療も行いますが、薬は使いません。薬は使わなくても治療はできます。だから私の治療にはスピリチュアル治療も含め、副作用は一切ありません。

 

あらゆる病気から不登校などの悩み相談まで受け付ける

――先生のクリニックには、どんな患者さんが多くいらっしゃるのでしょうか?

 

 患者さんに許可をいただき、ブログやYouTubeで治療例を公開しています。どんな症状も診察しますが、特に多いのは痛みや痺れなど、原因がはっきりわからない辛い症状に長く悩んでいる人々です。

 

 うつ病やパニック障害、不登校などの相談も多いですね。帯状疱疹や皮膚のお悩みも増えています。

 

 各種がん、厚生労働省の指定する難病なども含め、あらゆる疾患、そして病気ではないお悩みについても総合的な診療・治療、アドバイスなどを行なっています。

 

 病院をたらい回しにされた患者さん、薬の量がどんどん増えて不安になった人、スピリチュアルヒーラーに「霊が憑いている」など脅されて慌てて相談にくる人など様々です。

 

 初めての方には2時間用意して、じっくりと話を聴きます。初診は2時間、再診は約20分です。催眠療法は3〜4時間程度かかります。

 

 1回で完治しなくても、症状や体調の変化は感じるはずです。エネルギーはどこへでも飛んでいきますから、エネルギー治療の場合は遠隔セッションでも効果は変わりません。動くのが辛い患者さんが遠隔セッションを受け、症状が改善してから来院してくれることもあります。

 

 歩くのもやっとで介助の人に支えられて来院した人が、自力で普通に歩いて帰る様子を見たときなど、本人や介助の人はもちろん、私にとっても大きな喜びです。
現在のところ、痛みに関しては約90%の患者さんが、1回でほぼ治っております。

――治りやすい方、治りにくい方の傾向というのはありますか?

 

 どのくらいで治るかというのは個人差が大きいものです。それは症状の重さにもよりますし、カルマからきているものであれば、その深さにもよります。

 

 重い症状でも来院や遠隔セッションですんなり治る患者さんもいますし、それほど深刻な症状ではないのに、なかなか完治しない患者さん、しばらくするとぶり返してしまう患者さんもいます。

 

 どういう人が治りやすい、治りにくいということは一概にはいえませんが、病気になったり不調を起こしたりするのには原因があります。たとえば生活習慣や氣の持ち方が原因の場合、それを改めなければいずれまた症状が出るかもしれません。

 

 ただし、エネルギー治療や催眠療法で根本から健康になると、悪い生活習慣やマイナスな思考もなくなることが多いです。それが本当の健やかさということでしょう。そういう状態に導くことが医師の役割です。

 

 人から勧められてスピリチュアルな治療を受けてみたけれど、実は患者本人があやしいと思っている。そういうときは、効果が出にくい場合もあります。ただし、症状が改善したり体質が変わってきたりすることを実感すれば信じないわけにはいかなくなるので、一定期間きちんと続ければわかってもらえるはずです。

 

 また、顕在意識では、病気を治したい、治りたいと言っておられても、潜在意識の奥底では、病気や症状が無くなっては困ると抵抗している場合には、決して良くなることはないのです。

 

インタビュー(第1回):なぜ脳外科医師の私がエネルギー治療をするようになったのか? 

 

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