赤ちゃんのいわゆる”でべそ” は、医学的には “臍(さい)ヘルニア” と呼ばれます。
おおよそ10人に1人くらいにみられ、特に低出生体重児ではさらに高く発生いたします。
ほとんどの場合、80%が1歳までに、90%が2歳までに自然に治ると言われておりますが、残った10%は手術になります。
今回、37週6日目に生まれた生後1ヶ月の女児で、生下時には正常であった臍がだんだんと突出してきたために小児科を受診され、臍の圧迫療法を行ってはいるもののお母様が心配されて私のクリニックに連れてこられました。
実は、このお子さんは、妊娠中から私との関わりがありました。
メルマガ第16号にも書かせていただいた方です。
以下に、その部分を引用いたします。
切迫早産のため
何度か遠隔エネルギー治療をしておりました。
そして妊娠36週4日目に入った時
子宮口が3cm開いて陣痛が来ているため
もう点滴で子宮収縮を抑えることは無理との判断で
出産の方針で入院されました。
そして、その日も
私に無事に生まれる様にと
遠隔エネルギー治療の依頼が来たのです。
私は、無事に出産が完了する様に
遠隔エネルギーをお送りいたしましたが
翌日になってお祖母様から、
娘さんの陣痛が停止したとの連絡を受け
看護婦さんも医師も不思議だと言い
一旦退院して経過を見ることになったのです。
なんとそれから9日間も陣痛は起こらず
2021/3/4に、38週の1日前に無事出産されたのです。
2720グラムの女の子でした。
このお子さんが、今回”臍ヘルニア”を起こして来院されたというわけです。
初診が、4/10で、4/24 5/8 と3回のエネルギー治療を実施いたしました。
5/29 までの写真を提示いたします。
2021/4/9:初診前日(生後36日)


2021/4/10 初診時には圧迫プラグしていた

2021/4/14

2021/4/24

2021/5/8

2021/5/29:治療開始から7週目

考察
むしろ、遠隔エネルギー治療で陣痛が止まったことの方が不思議だとは思います。
今回は、臍ヘルニアに対して圧迫法が、よく奏功したとも言えますし、
エネルギー治療の併用で治療が早まったのかもしれません。
いずれにしても、手術が回避できたのですからお母様もお祖母様も喜ばれております。
症例をたくさん経験してみなければ、なんとも言えないところでしょう。
私としては、いろいろな疾患を診させていただけることがとても幸せに感じております。
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