両鼻側半盲に対するエネルギー治療

エネルギー治療

症例:40歳後半、女性

主訴:両鼻側半盲(両眼の視野が鼻側半分欠損して見えること)

仕事:一日、立ち仕事で作業している職種で、現在そこで5年目の勤務

現病歴:2016年の年末に某病院の人間ドックを初めて受けた。この時に、緑内障を指摘されたため、近医眼科を受信したところ、視野障害(両鼻側半盲)も同時に指摘され、頭蓋内病変を疑われて私のところを紹介となった。

既往歴:左先天性股関節脱臼:保存的加療のみ。
4歳頃、左鼠径ヘルニア手術。

現在は、内服なし。

家族:昨年1月に実父が82歳で、死亡。
昨年8月に叔母(実母の双子の姉)が、77歳で死亡。
昨年11月に、その叔母の夫も88歳で死亡。
実母は、姉の葬儀の翌日に頻脈性心房細動になり某病院にかかっている。

夫:健在。

子供:長男、20歳代。生まれつきの心臓病で手術を生後1歳で実施。近々、カテーテル検査を予定。現在は、元気には働いている。
長女、20歳代。健在。

人間ドックを年末に受けようと思ったのは、身内が次々と死亡したり病気になったりしたのが非常に気になり、今度は自分の番ではないだろかという恐怖心があったことも関係しているとのことでした。

通常の視野欠損では、両鼻側半盲はかなり稀であり、器質的な異常よりも機能的な異常の方が多いのです。心因性視覚障害と呼ばれるものも考慮する必要があります。

神経学的所見をとって診ても、対座法 confrontation test でも、両鼻側半盲は認めません。

ということで、私は頭部CT検査をまず実施して、器質的な異常のないことを確認したのです。
では、そこでどうするのか。
通常であれば、ビタミン剤でも出して経過を見ましょうとなりますが、どうして薬を処方する必要がありましょうか。

こういう時こそ、私のエネルギー治療である”結エネルギー療法”の出番となります。
もうお馴染みですね。通常のごとく説明をした後に治療を実施いたしました。

感性は、左腰部と左膝に強く感じました。この時初めて、左の腰部に何か今までに病気はないですかとお尋ねして初めて、既往歴に”左先天性股関節脱臼”であったことを本人が思い出されたのでした。最初の病歴でお尋ねした時には思い出されなかったのです。
私も患者さんもなるほどと納得したのでした。左膝につては不明でした。

そして、もう何年にも渡って、腰に違和感があるため夜は仰臥位(背中をつけて上むきになること)になることができなかったそうです。
”結エネルギー療法”が終了してもすぐには効果が不明でしたが、

「なんとなく視野が明るくなって、体は軽くなりました。」

と言われて、是非もう一度、このエネルギー治療を受けて見たいとおっしゃられたのです。

そして、3日後に私の外来を予約して帰られました。

エネルギー治療の3日後

さて、その3日後の外来です。
彼女はこう言われました。

「ここでエネルギー治療を受けた夜は、上向きに眠ることができたのです。そして、そのまま眠りました。朝は横になって寝ていましたが。腰は、楽になっています。今も楽です。
緑内障の方は、また後日、再検査することになっています。」

『そうですか。それは良かったですね。今日も、またエネルギー治療をいたしますね。
今日は、腰に対してとついでなので緑内障についても良くなるようにエネルギーの調整をいたしましょう。視野障害は、自覚症状もないのですから、経過を見れば良いでしょう。』

患者さん本人も気がついていないあるいは、気にかけていないことでも現在の体には、負のエネルギーとして宿っていることもあります。それを私の手は微妙に感じ取ることも可能だということです。そして、それを取ってあげることで、自分も気がついていなかったあるいは、当たり前だとして諦めていた症状ですらも、しっかりと異常だったのだと認識させてあげることもできます。同様のことは、潜在意識の中に埋まっている出来事との関連性を私の手が捉えて、それによって現在の症状を消し去るきっかけができることもあるということが言えるのです。
西洋医学は、まだまだ未熟だと私は最近つくづく思います。
人間は、本当に、”肉体 body” “心 mind” ”魂 spirit” からできているのですよ。
局所ばかりにとらわれていては、人間全体を忘れてしまいます。
本当に、「木を見て森を見ず」とは、よく言ったものです。

この日以降も私の外来で経過を診ていますので、また機会をみてご報告いたしましょう。

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